結婚適齢期を過ぎた男女が持つ「未婚観」 「あえて結婚しない」選択をするのはなぜか?
また、35~54歳の未婚者の中には、「一生独身でいることを決意・覚悟したことがある」人が男性では49.9%、女性では62.5%いるようです。決意・覚悟をしたことがある人に、その理由をたずねたところ、男性では「自分は結婚に向いていないと思ったから」が最も高く38.0%を占めています。また、「結婚したいと思える人にもう出会うことはないと思ったから」は、一生独身でいることを決意・覚悟したときの年齢が高いほど割合が高くなっています。
女性も男性同様、「自分は結婚に向いていないと思ったから」の割合が最も高く33.1%を占めています。また、「結婚したいと思える人にもう出会うことはないと思ったから」の割合は、男性と同様に年齢が高いほど割合が高く、さらに全体的に男性よりも高くなっています(一生独身でいることを決意・覚悟したのが40歳以上である男性のうち23.1%・女性のうち36.1%)。
なお、男女とも「そもそも結婚願望がないから」は、一生独身でいることを決意・覚悟したときの年齢が高いほど割合が低くなっています。
やっぱり結婚したくなった理由1位は男女で異なる
ところが、いったん独身の決意・覚悟をした未婚者でも、半分くらいの人はやっぱり結婚したいと思うようになったようです(男性46.6%・女性47.5%)。翻意して結婚したいと思うようになったことがある人たちに、その理由をたずねたところ、男性は、「寂しくなったから」が25.8%、「老後1人で生活することが不安になったから」が24.0%を占めました。
女性は、「老後1人で生活することが不安になったから」が最も割合が高く(35.3%)、結婚したいと思うようになったときの各年齢層で男性よりも高くなりました。老後1人で生活することへの不安は、女性のほうが男性よりも強い傾向があるようです。
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