結婚適齢期を過ぎた男女が持つ「未婚観」

「あえて結婚しない」選択をするのはなぜか?

では、35~54歳の未婚者は未婚についてどのような意識があるのか見ていきたいと思います。まず、「あえて結婚していないのか、結婚したいができていないのか」をたずねたところ、「あえて結婚していない」と回答した男性は、35~49歳では5割を下回っていますが、50代前半では56.5%となっています。女性はより顕著に年齢が高いほど「あえて結婚していない」の割合が高く、50代前半では66.0%と30代後半の41.3%より24.7ポイント高くなっています。

「あえて結婚していない」と回答した人に対して、その理由をたずねたところ、各年齢層で最も割合が高かったのは「もともと結婚を望んでいない(独身主義)」で、男性の約5人に2人(41.7%)・女性の約3人に1人(34.9%)となっています。また、「独身は精神的・時間的に自由が利く」は、男女ともに各年齢層で約2割を占めています。男女とも年齢が高いほど「いまさら結婚するような年齢ではない」の割合が高くなっています。

女性のほうが結婚へのあきらめが早い

一方、「結婚したいが、結婚できていない」と回答した人に対して、その理由をたずねたところ、男性は「家族を養うほどの収入がない」(31.1%)、女性は「希望の条件を満たす異性に巡り合わない」(38.7%)が最も高くなりました。「希望の条件を満たす異性に巡り合わない」の割合は、男性が各年齢層で約2割であるのに対し、女性は約3~4割と男性に比べて高く、年齢が低いほど割合は高くなっています。

年齢層別に見ると、男女ともに40代後半・50代前半で最も高いものは「年齢的に結婚は難しい」でした。男性では40代後半以上で約3割となる一方で、女性は40代前半で約3割に達しており、男性に比べて「結婚はむずかしい」と感じる時期が早いようです。

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