「タクシーに乗る」とバレる、残念な人の3欠点

「におい、騒音、料金…」あなたは大丈夫?

これまで「下から目線」で懇切丁寧に、「二流のタクシー空間の特徴」を謙虚に書きつづってきた、「グローバルエリート」の称号をほしいままにする私。それでは、一流のタクシー乗客および運転手さんの特徴は、いかなるものなのか?

変なニオイを出さず、喧(やかま)しくせず、90円よりも優雅さを選ぶ度量を持ち合わせるのは当然のことながら、「一流のタクシー空間」には、以下のような特徴がみてとれる。

「一流のタクシー空間」2つのポイント

【1】急いでいるか、疲れているかを見通す「乗客への配慮」

一流のタクシーの運転手さんほど、乗客の事情に極力寄り添おうとする。お客さんが疲れているときは何も言わなくてもラジオや会話を控える。

また、お客さんが急いでいると知ったなら、赤信号ギリギリのときは法律に違反しない範囲で周囲の安全を確保しつつ、何とか交差点で前進もしてくれる。

そして、90円が上がる直前に自分でメーターを止める。人物像が貴人に達している人の場合は、上がった料金を「これ、最後に上がったから、カットしときますね」と自主的に値引きをしてくるのだ。

一流の運転手さんほど、このように、行き届いた配慮でお客さんに「サービス業としての感動」を与えるのである。

【2】サービス業の人に偉そうにしない「運転手への配慮」

次に、一流のタクシー空間を実現するもうひとりの主役、乗客が一流であるほど、運転手さんに対してホスピタリティを発揮するものだ。

日頃、運転手さんに人生の鬱憤のすべてをぶつける人がたくさんいるこの世知辛い世の中で、自分だけでも運転手さんの心のオアシスになろうと「一流の乗客」としての神対応を繰り広げるのだ。

急いでいるときに赤信号で車が止まっても、渋滞で前に進まなかったりしても、決して悪態をついたりはしない。運転手さんが道を間違って、おまけにそれを「ナビが故障していて……」などと言い訳しても、決して「ち~が~う~だ~~ろ~~違う‼」などと、叫んだりはしないのだ。

心の中で平常心と世界平和を念じ、スマートに携帯電話でミーティング相手に電話して、「30分遅れます。タクシーが悪いのではなく、自分の出発が遅かったんです」と先方に謝りの電話を1本入れて、「運転手さんも、新しく始められて不慣れなんですよね。仕方ないですよ。頑張ってください!」と逆に激励の言葉をかけるのだから「一流の人間の完成形、ここに見た」という感じであろう。

次ページ「二流のタクシー乗客」は、やはり私です…
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