「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。
『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著)が合わせて25万部突破の大ベストセラーになった「グローバルエリート」ことムーギー・キム氏。
彼が2年半の歳月をかけて「仕事のIQの高め方」について完全に書き下ろした最新刊『最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』は、早くも20万部を突破、翔泳社主催の「ビジネス書大賞 2017」の大賞を受賞し、世界6カ国で翻訳も決定するなど、世界中で注目を集めている。
本連載では、ムーギー氏が「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ教訓」の数々、および「日常生活にあらわれる一流・二流の差」を、「下から目線」で謙虚に紹介していく。
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「二流すぎる絶叫」
「このハゲェ~~~!! お前は、私の心をたたいている!!」
秘書に対する暴言を報じた『週刊新潮』の記事と音声によって一躍有名になったのが、豊田真由子衆議院議員だ。
その豊田議員が9月18日、自身の選挙区である埼玉県新座市で記者会見を開いた。約90分に及んだこの記者会見に問題を感じた方も多いのではないだろうか。
謝罪会見というものは非常に難しいものだ。世の中には、謝罪した途端化けの皮が剝がれて二流の暗闇に転落する恥ずかしい人がいる。「二流の人の謝罪」は、何かと言い訳がましく、核心の部分はぼやかされ、活動の再開のための「便宜上のパフォーマンス」であることが、バレバレにバレてしまうものなのだ。
一方、一流の人は、その謝り方も潔い。そして謝った途端、その人格の高さに震撼し、畏敬の念すら持たれるものである。「学歴やIQの高さ」と「肝心なときに立派に謝れるかどうか」は関係ない。その人の人間的本質は、一発謝らせるとすぐにわかるものである。
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