豊田真由子議員の「謝罪会見」は問題だらけだ 「謝り方」でバレる!デキない人の6大欠点

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質問を打ち切らなかった点は、評価するべきだろう(写真:日刊現代/アフロ)

ここまで、豊田氏の謝罪会見について批判的に分析をしてきた。しかし、この会見がすべてダメかといえばそうではない。実は豊田氏の謝罪会見には、一部評価できる姿勢ないしパフォーマンスが見られた

やたらと質問を打ち切ろうとする司会者に対して何度も「まだまだ受けます」という姿勢を見せたのは、最初から仕組まれた段取りではなかろうかという疑念を感じながらも、一定の立派な印象を与えた。

「不屈の意思の表れ」とみることも可能

また、これほどの失態をさらしつつも、選挙で負けるのがわかっているのに出馬するあたり、「今回負けて恥をかいて禊(みそぎ)を済ませ、将来の選挙に備える」という力強い不屈の意思の表れとも感じられる。

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また、このような失態をさらした人は、その名誉を挽回するために意外と努力する可能性もある。

それにしても、「二流の謝罪」であったと断罪してきた私だが、「お前も豊田氏も同じ『炎上仲間』じゃん」というこの一点における共感で、私は豊田議員を熱烈に支持することをここに宣言する。

私に支持されても何の票にもつながらないので、ありがた迷惑な支持である気がするが、「これほどの恥をかいた人が、選挙で勝つ見込みも限りなく薄く見えるが、どのような社会貢献をして挽回するのか」を「下から目線」で、高みの見物をさせていただく次第である。

ムーギー・キム 『最強の働き方』『一流の育て方』著者

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Moogwi Kim

慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、大手コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当した後、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著)など。『最強の働き方』の感想は著者公式サイトまで。

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