ディズニーランドに来た途端バレてしまうのが、「並んでばかりの自分」に疑問を抱かない「受け身の姿勢」である。
指標が異なるUSJとは比較しても意味がない
せっかくの休日に遠くからやってきて、大人なら1人7000円以上もする高価なチケットを買ってやっと訪れた「夢の国」。
しかし、この「夢の国」はたいていの場合、乗り物も食事も、何から何まで並ばなければならず、下手したら苦行の一歩手前になっていることも少なくない。
パレードを見るために並び、ミッキーマウスが現れたかと思いきや、人混みに埋もれて前の人の後頭部しか見えないという「悲惨な休日」に転落している人々。
「2時間並んで、乗車時間はわずか数分」という乗り物のために並び、ポップコーンひとつ買うのにも長蛇の列、食事をするにも長蛇の列……。
せっかくの休日に高いおカネを出して行っているのに、これだけ並びまくったわりに「リターン・オン・待ち時間」が低すぎることに内心、気づいているのは私だけではないだろう。
次に、ディズニーランドに来た途端、二流に転落する人たちの特徴が、むやみやたらとUSJと比べて、悦に入る人たちだ。
「USJはもっと面白く新しいことを何でも取り入れている」「USJのほうが、ごはんがおいしい、キャストさんが生き生きしている」などと、ことあるごとにUSJと比較して、ディズニーランドを批判する二流の来園者たち。
しかし、客数や売り上げでディズニーランドがUSJに負けていても、それはそもそも「比較する指標」が間違っていることに、二流の来園者たちは気づかないのだろうか?
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