あきらめない平成起業家の世界を変える"旅" 新世代リーダー trippiece CEO 石田 言行
年間1000万人を旅に出す
目標は、年間で1000万人を旅に出せるようにすること。海外向け事業拡大へのステップとしては、まず「インバウンド」、つまり日本を訪れる旅行者をターゲットにしたサービスを視野に入れる。「東京のような世界有数の大都市があれば、京都のような古都もある。治安もいいし、ご飯もおいしい。日本への旅行需要はもっとあると確信しています」と石田は声を弾ませる。
観光庁からも声がかかり、現在は酒造向けのツーリズム振興のプロジェクトにかかわる。これは「海外のスタートアップにはできないこと。自分らしいサービス、という意味では、誰にも負ける気はしないですね」。
「休む暇はありませんが、時々、旅に出ることのできる今の生活は楽しい」。そう話す石田は屈託のない笑顔を見せる。まず何より石田自身が大の旅好きであり、心から楽しんでいる。そんな気持ちがトリッピースというサービスにもにじみ出ている。ソーシャル全盛の今を象徴する若き起業家の旅路は、地平線の向こうまで雄大に広がっている。(敬称略)
(撮影:尾形 文繁)
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