“新人類”社長の「生きる意味」 新世代リーダー 村上太一 リブセンス社長

「儲かるからやる」、ではなく「あったらいいな」を作り出す
リブセンスの中核を担うのは大学1年の時に立ち上げた「ジョブセンス」と呼ばれる求人情報サイトだ。リクルートを筆頭に競合メディアが多い求人サイトの中にあって後発と言える。だが、設立からわずか5年で約11億円の売上高にまで成長している。
「ジョブセンス」はなぜ躍進を遂げたのか。その開発の経緯に「村上らしさ」が滲み出る。
「高校生の時にインターネットを使ってアルバイトを探していたのですが、なかなか見付からない。ふと町を歩いていた時に電信柱に“バイト急募”のはり紙を見付けて、そっちの方がいい条件でした。じゃあ何でこれがネットに載っていないんだろうと思ったのがきっかけです」
村上が事業を立ち上げるのに当たって、発想の中心に据えているのが「ユーザー視点に立つ」ということだ。儲けは二の次だという。もし自分がサービスの利用者だったら、あるいは、企業だったらどんなサービスがほしいか。常にアイディアの根幹はユーザーサイドに立っている。
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