育休明けポストは自ら作れ!IT母の挑戦

育休明けの仕事は、上から与えられて当然?

復帰後、自分の居場所はあるのだろうか……。

育休中の社員は、そんな不安に襲われるものだ。最近は、法律の関係で、育休を取得した社員を、復帰後は必ず従前の職場・地位に戻す企業も増えたが、それでも、穴を開ける不安はぬぐえず、ウジウジしてしまうワーキングマザーは多い。

そこへいくと、日本オラクルの富田真優さんは、仕事と育児の両立がしやすく、なおかつ会社に貢献できる復帰後のポストを、自らつかみ取ったのだから、たくましい。

富田さんが勤める日本オラクルは、米国系企業なだけに、人事部が社員の人事を取り仕切るカルチャーではない。

人事権は現場のボスが握っており、自分が異動したければ、その職場のボスと今のボスと相談し、双方の合意を取り、自ら手続きを踏むのがオキテだ。

それは、育休を取得する社員とて同じこと。以前の現場に戻るも、新しい現場に移るも、自分の力次第。アクションは自分で起こすしかない。

「産休中、私は多くのお母さんと同じで、産むまでは以前のマネジャー職に戻る気満々でした。でも、いざ子どもが生まれたら、一瞬にして人生のプライオリティーが変わってしまった。それで、以前よりペースダウンできる仕事を見つけたいと、育休中、コンサルタント時代に仲良くしてもらっていた上司に、フラッと相談に行ったのです」

どうやら、その上司にとっても、富田さんの相談は「渡りに船」だったようだ。

「ちょうど、オラクルのコンサルティングメニューの紹介や、事例の作成などができる、コンサルティング部門のマーケティングの担当者をほしがっていたのです」

次ページ在宅勤務を勝ち取るまでのヒストリー
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 北朝鮮ニュース
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 離婚のリアル
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。