グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。

ロンドンの街で恋バナに花を咲かせてみた(写真:Press Association/アフロ)
「ムーギーさん、わたし、34歳になっていい人がいなかったら、精子バンクでとりあえず出産だけしようと思ってるんです・・・」
町村藍32歳(仮名)。東大法学部を出て米国のビジネススクールでMBA(経営学修士)をとり、現在某トップティア・グローバルコンサルティングファームの某国オフィス(以下ではMBBと称す)で働いている。
彼女は新卒のときから私がキャリア相談にのってきた子なのだが、久しぶりにロンドンで再会した先週(注:彼女の勤務地ではありません)、私をコベントガーデンやらリージェントストリートの散歩に案内しながら、喜々として“恋バナ“を私に挑んでくる。
私も嫌いなほうではなく、むしろ恋バナだけでコラムを書いたほうが人気が出るのでは、と思っているくらい、無益な恋愛にうつつを抜かしてきた。そこで本日は久々の、グローバルエリートの恋愛・結婚相談編の続編ということで、あまりにもお目が高くて婚期を逃しつつあるグローバルエリートの皆さんが何を考えて恋愛・結婚に励んでいるのか、親愛なる読者の皆様と共に考えていきたい。
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