育休明けポストは自ら作れ!IT母の挑戦 育休明けの仕事は、上から与えられて当然?

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「10年前当時、オラクルは代理店を通じて製品を販売するなど、営業経路が入り組んでいました。そこで、もっとお客様に寄り添った営業が必要ではないかと、社内で技術がわかる営業チームが立ち上がり、私もメンバーに加わりました。でも、いざ営業になっても、みな初心者のため、どこにアクセスしたらいいかわからない。みんなで、いっせいのーせで、企業の代表電話に電話してアポ入れしたこともあります。

訪問した会社の中には、すでにオラクル製品を導入している会社もあって、『オラクルさんが、来たことなんてないじゃない』なんて嫌味を言われたりして、結構、大変でした。でも、クレームも真摯に受け止めて、お客様と仲良くなっていく過程が面白くて、仕事に熱中しましたね」

それなら、お前がやってみろ!
 

同期入社でセールスコンサルタントのご主人と7年間付き合った後、結婚したのもこの頃だ。

「一緒に住んでいたので、すでに結婚していたようなものでしたが、ちょうど私が30歳になるタイミングでしたし、親も社内も『いつ結婚するんだ』とうるさくて(笑)」

結婚後、富田さんはますます仕事に精を出した。

「旦那が同業者だから、提案前の忙しさだとか、顧客先でトラブルがあったら帰ってこられないことなど、言わなくても伝わるから、楽なんですよね」

結婚の翌年には、再びセールスコンサルティング部門に戻り、部下10人を抱えるマネジャーに昇進した。

「SCの仕事は過酷で、お客様のシステムに問題が起きれば、深夜でもいとわずに行く仕事。だから、ワーク・ライフ・バランスも何もありませんでした。組織の仕組みを変えれば、体調が悪い日など休みたい時は誰でも遠慮なく休めるのではないかと思い、上司に組織改革の提案をしました。そうしたら、お前がマネジャーになってやってみろと、言われたのです」

富田さんは、自分を「黙っちゃいられない性格」だと言う。だが、組織には、おせっかいというくらい正義感が強く周囲に目配りする人が必要だ。こういう人がいてくれないと、組織は進化せず、停滞してしまう。

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