6月1日から面接選考が解禁となり、いよいよ山場となった2018年卒学生の就職活動。企業が内々定を出す動きも加速し、学生の内々定率は6月1日時点で61.9%と、前年同時期と比べて10.6ポイントも高い水準になっています(就職みらい研究所調べ)。それだけ学生の動きが早く、内々定を持っている学生の数が増えているのが、今年の特徴です。
その一方で、まだ企業からの「内々定」を得られていない学生たちは、周囲の学生が内々定を取得する中、焦りや不安を募らせているようです。また、すでに内々定はあるものの、まだ本当にそこに決めていいかどうか、迷っているという人もいるでしょう。
「出遅れ組」「イメージ就活組」は活動量不足
まだ内々定が出ていない皆さんは、まず、これまでの就活を振り返ってみましょう。たとえば、今年の3月までに、インターンシップに参加する、企業や業界を研究する、などの“ウォーミングアップ”ができていましたか。
そうした準備をせず、3月1日に初めてスタートラインに着いた学生と、ウォーミングアップを済ませてからスタートを切った学生とでは、その時点で、就活に臨む“筋力”に大きな差がついていたのです。
ウォーミングアップ済みの学生は、知っている企業や職種の幅も広い。行きたい業界、やりたい仕事が見えていれば、自然と活動量も多くなります。一方で、「そういえば3月まで何も考えていなかった」という人は、ウォーミングアップをした人と比べたときに、そもそも就活の”量”が足りていないことが多いようです。
また、イメージやブランドにとらわれた、企業選びをしていませんか? 有名な企業や、友達や親に名前を言ったときとおりのいい企業に対し、イメージだけで応募していると、いざ志望動機を伝えようとしても、表面的な言葉しか出てこなくなってしまいます。
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