ただ、ESや面接に通らないことは、「落とされて」いるわけでも、人格が否定されているわけでもなく、「合う」「合わない」と判断されているだけ。そう考えると、自分が合う企業になど、そうそう出会えなくて当然なのです。
就活の場面では、内々定の数やスピード、企業の知名度などにとらわれがちで、ついつい周りと比べてしまいます。が、よくよく考えてみると、自分が納得する会社を、自分が就職したいと思うタイミングまでに、見つければいいのです。今この瞬間に、ほかの人からどう見られるかは、長い人生において大きな問題ではありません。
「業界」「仕事」「自己分析」を深く掘り下げ
私が新卒で就活をしたときは、就職氷河期でしたが、運よく財閥系の商社に内々定をもらい、入社したらこんなことがしたいと、勝手なイメージばかり膨らませていました。
しかし、いざ入社してみると、人材をじっくり育てようという方針の裏返しなのですが、のんびりとした社風や、ゆっくりとした成長スピードが自分に合わず、10カ月で退職してしまいました。やめたことは後悔していませんが、今思えば、どんな社風なのか、自分が求めている成長スピードはどれほどなのか、などは、しっかりと「業界」「仕事」「自己分析」を進めていれば、わかったはずです。
私自身、こういう経験があるからこそ、現在内々定をもらっている人も、これから内々定をもらおうとしている人も、入社までの時間を有効に使い、業界や仕事、自己分析をより深く掘り下げ、本当に自分が納得のいく企業、活躍できると確信できる企業に、入社を決めてほしいと思います。
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