まだ答えが見つからない人は、「なぜ働くのか」を起点に考えるところから、やり直してみましょう。具体的には、「なぜ働くのか」をできるだけ挙げ、自分が何を大事にしたいか優先順位をつけてみましょう。
「能力を伸ばしたい」「稼ぎたい」「安定した人生を送りたい」「ありがとうと言われたい」「一番になりたい」……答えは実に人それぞれなはず。それは同時に、自分の持ち味であるわけですが、その「持ち味」が自分なりにつかめたら、次は、その「持ち味」が、どんなとき、どんな環境で発揮されるか、仕事に置き換えるとどんな仕事か、その企業にはその環境があるのか、という問いにつなげてみます。
これができれば、「なぜうちの会社を選んだの?」「あなたはどんな持ち味の人なの?」という、必ず聞かれる問いに対して、説得力のある答えができます。また、これによって企業の見方が変わったり、これまで自分の気持ちが向いていなかった企業が魅力的に見えたりしてくることも、あるかもしれません。
キャリアセンターは頼れる「駆け込み寺」
内々定が出ていないことで、不安になっている皆さんに勧めたいのが、大学のキャリアセンターの活用です。3年生のときに、ちらっとキャリアセンターのイベントに参加しただけで、「自分には必要ない」という思い込みをしていませんか?
実は、4年生になると、キャリアセンターは個別支援を始めています。エントリーシート(ES)の書き方から、面接の練習まで、マンツーマンで相談に乗ってくれるのです。キャリアセンターには企業人事の経験者も少なくありません。
また、こまめに企業に足を運び、企業の内情や、卒業生がその企業でうまくやっているかなどの情報も、細かく把握しています。中には相談中に、その場で求人があるかどうかを企業に問い合わせ、アポイントを取る手伝いをしてくれたりすることもあるほど。せっかく、近場にこれほど頼れる存在がいるわけですから、利用しない手はありません。
そうは言っても、内々定が出ない、ESや面接に通らないことが重なると、落ち込んでしまったり、立ち止まってしまったりするのもわかります。
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