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意外と知らない関東の「変わり種道路」3選

国道291号線の点線国道区間には、明治時代の石積の跡が残されている(筆者撮影)

津軽半島の竜飛崎付近にある一見、歩行者専用にしか見えない362段の階段が国道に指定されている「階段国道」や、橋や海底トンネルがなくてもフェリーなどで海を渡ることができれば国道として認められる「海上国道」、さらに、大阪市福島区の、ビルのフロアを突き抜ける高速道路など、世の中には奇想天外な“道路”がいろいろとある。

本稿では、こうした変わりダネ道路のうち、首都圏に存在するものをいくつか紹介しよう。

自動車は通行できない「点線国道」

まず、紹介するのは俗に「点線国道」と呼ばれるものだ。国土地理院発行の地形図では、幅員1.5メートル未満の徒歩道を“破線”で表現している。

これに該当し、自動車が通行できないにもかかわらず国道に指定されている道路が、点線国道と呼ばれているわけだが、正確には「破線国道」というべきなのかもしれない。ちなみに、上述の階段国道も点線国道に該当する。

点線国道は、全国に複数箇所存在するが、ここで紹介するのは、群馬県前橋市から新潟県柏崎市に至る国道291号のうちの、群馬県利根郡みなかみ町から、清水峠を越えて、新潟県南魚沼市方面に抜ける直線距離でおよそ10キロほどの区間だ。

国土地理院の2万5000分の1の地形図で確認するならば、「茂倉岳」と「巻機山」のページを用意しよう。

みなかみ町の中心から利根川の源流のひとつである湯檜曽(ゆびそ)川に沿って北上する国道291号線は、谷川岳ロープウェーの駅を過ぎた辺りから幅員が狭くなり、一ノ倉沢から先が破線になる。

しかし、破線上に国道であることを示す色が塗られていることは、この区間も間違いなく国道であることを示している。この先、谷川連峰の東麓を縫うようにして北上して、清水峠に至る点線国道は、現在、登山道として使われている。

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