「女性が話を聞かない」と嘆く男に欠けたもの ロジックや伝え方をいくら磨いても無意味

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でも、ボクが実際に体験してみてわかったのは、「女性が耳を貸してくれない」状態では伝え方の改善による効果はゼロに近い。女性が話を聞きたくなるためには、「伝え方」ではなく「伝え手」本人を変えることが重要なんです。

「伝え方」ではなく、「伝え手」が変わる必要がある

どうして「伝え手」を変えなくてはいけないのか。その理由をまず考えたいと思います。そもそも、相手が話を聞いてくれたり、納得してくれるために必要な要素はなんでしょう?

男性の多くは「ロジック」と答えると思います。20代のボクもそうでした。ロジックが正しければ納得するはず、納得しないなら相手の理解力が足りない、くらいの考えでした。でも一歩引いて考えると、実はほかにも相手が話を聞く、納得するための要素があります。

そもそも、相手に話を聞いてもらうには、大きく2つの手段があります。

(1)強制的に聞かせる

(2)自発的に聞いてもらう

自発的に聞いてもらう手段は、さらに3つの要素に分類できます。

(2-1)テクニック:ロジックや伝え方

(2-2)ソーシャル: 権威や人間関係

(2-3) ヒューマン: 好意や共感

(1)の強制的に「話を聞け!」という手段は、何度も繰り返して成功するものではないので、(2)の自発的に聞いてもらう手段が好ましいのは当然です。でも、自発的に聞いてもらうために必要なのは、(2-1)のテクニックだけじゃありません。話す人自身が誰であるのかも大きく影響します。

たとえば(2-2)のソーシャル要素は、話す人が上司や権威のある人だから、言うことを聞く。これは男性に対して効果的だと思います。(2-3)のヒューマン要素は、話す人に対して好意や共感をもっているから、言うことを聞く。こちらは女性に効果的です。

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