「女性が話を聞かない」と嘆く男に欠けたもの ロジックや伝え方をいくら磨いても無意味

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同じことを同じように説明しているのにもかかわらず、女性に耳を傾けてもらえる男性と、そうではない男性がいます。いったい、違いはどこにあるのでしょうか(写真:xiangtao / PIXTA)

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。

「どうしたら、ボクの話を聞いてくれるんだろう」

男性のほとんどが、同じ職場の女性にこう思った経験があるのではないでしょうか。女性に話を聞いてもらうことは、女性と働くうえでの第一関門ともいえます。しかしながら、それがなかなかクリアできず、オリンピック参加標準記録くらいの難易度に感じている男性も多いと思います。

話を聞いてくれないのは、「伝え方」のせいではない

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新卒で女性用下着会社に入社したボクも、女性が中心の職場で、なかなか話に耳を傾けてもらえなかった経験があります。

たとえば、数字と理屈で人を説得できると思っていた20代の頃のこと。ボクが会議で発言し始めると、「アナタの言うことなんて、聞きたくもない」と言わんばかりに両耳を手でふさがれた事件がありました(笑)。

当時は「効率UPのためには、○○値をもっと上げる必要があります」と、数字と小難しい言葉を並べた理屈を述べるコミュニケーションしかできず、話がわかりにくいうえに資料もわかりにくい。それでは女性が耳をふさいじゃっても仕方ありません。当時のボクは女性が耳を貸してくれない、典型的なデキないオトコでした(笑)。

そんなデキないオトコ状態から、どうやって女性のお仕事コンサルができるようになったんですか?と聞かれることがよくあります。その後に続くのが、女性が耳を貸してくれる「伝え方」を男性に教えてほしいというお願い。コミュニケーションは「伝え方」次第で改善することができるという前提があるようです。

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