20年で市場規模が半減!「ゴルフ」が消える日 オリンピック開催が復権のラストチャンスだ

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──世界ジュニアの日本選手を育てていますね。

ジュニア関係の仕事(国際ジュニアゴルフ育成協会)にかかわって7年目になる。たとえば畑岡奈紗は世界ジュニアで2連覇して、日本女子オープンでも勝った。それでプロに。期待は大きい。

ジュニアは1万時間練習してほしい

──期待できる若手が出てきた?

ジュニア関係の仕事を一緒にしている井上透さんとよく話すのだが、ゴルフは1万時間練習すればスコア70台で回れるようになると。一般の人は無理としても、ジュニアは1万時間を達成してほしいものだ。ただ、その際ゴルフしかしないのでは困る。結局、プロゴルファーになっても、ケガもするだろうし、ほんの一握りの人しか十分には稼げない。できなくなったときのことを考えて、僕らが声をかけるようなジュニアゴルファーには勉強もさせている。学校の勉強でよくて、少なくとも英語はしっかりやろうと言っている。

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──近頃、シミュレーションゴルフが評価されています。

イ・ボミもけっこうやっている。韓国で特に盛んで、プロのトーナメントやツアーもある。

──韓国人ゴルファーはなぜ強いのですか。

はっきりとはわからないが、小さいときからの鍛え方、それにハートの違いかもしれない。金銭に対するハングリーとは違う面のハングリーさがある。

──日本語もうまい。

ゴルフだけではない。勉強している。だから、プロになろうとするなら、日本人も英語ぐらいは勉強しなさいと言っているのだ。コミュニケーションを取ろうという意識があるかどうかだろう。

──もともとゴルフは生涯スポーツとしていいのですね。

ゴルフは一生できる。3世代でもできる。年齢が高くなっても競技人口が増えるというスポーツはほかにあまりないのではないか。

塚田 紀史 東洋経済 記者

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つかだ のりふみ / Norifumi Tsukada

電気機器、金属製品などの業界を担当

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