ついに大改正!「新ゴルフルール」の衝撃

ペナルティ基準が変わり、ボール探しも短縮

2016年の男子ゴルフ・全米オープンの練習場。この大会では、優勝争いに影響しかねないルール上の騒動が起きた(筆者撮影)

3月2日からメキシコで初開催された世界選手権シリーズのメキシコ選手権は、世界のトッププレーヤーたちの素晴らしいゴルフが披露され、現地のゴルフファンは大喜び。世界ナンバー1のダスティン・ジョンソンがまた一つ勝利を重ね、王座を揺るぎないものへと固めていったが、その陰でゴルフ界に大揺れをもたらす出来事が起こっていた。

ゴルフルールをつかさどるUSGA(全米ゴルフ協会)とR&A(ロイヤル&エインシャント・ゴルフクラブ・オブ・セント・アンドリュース)は大会開幕前日の3月1日(米国時間)にゴルフルール変更の提言を世界へ向けて一斉に配信。それは、プロアマを問わず、全ゴルファーとゴルフ業界にとって「寝耳に水」の突然の発表だった。

提言された内容も驚きの連続。長年、現行ルールの下でゴルフに慣れ親しんできたゴルファーたちが「えっ?」「ほんとに?」と声を上げるほどの劇的変更が多々含まれている。

メキシコ選手権会場では瞬く間に賛否の意見が交錯し、同大会に出場していなかった選手たちからもSNS上でいろんな意見が寄せられ始めた。世界のゴルフ界はすでに大きく揺れ始めている。まずは、発表されたルール変更の提言をざっと見てみよう。

そもそも、なぜルールを変えるのか

そもそも、なぜゴルフルールを変更する必要があるのか。R&Aのエグゼクティブ・ディレクター、デビッド・リックマン氏は、こう言っている。「全ゴルファーにとってゴルフルールをわかりやすくすることが目的。そして、ゴルフルールは近代ゴルフにふさわしいものへと変化し続けることが重要だ。ただし、ゴルフの長年の価値や特徴を損なわないよう注意しなければならない」

複雑で難解なゴルフルールをシンプル化すること。時代の流れや変化に即し、ゴルフそのものを近代化すること。そのために現行の34項目を24項目へ減らし、プレーヤーが判断に迷いがちなことを、できる限りノーペナルティにしようとしている点が今回の提言の最大の特徴だ。

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