あなたの企画が「優れてるのに通らない」ワケ 3つのコツで劇的に認められやすくなる!

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こうしたアジェンダは、それが明示されてから追いかけても後手を踏む可能性が高くなるので、1年後、2年後の自社の重要なアジェンダは何になるだろうかということを前倒しで想定しておくことが重要です。

そのためにも、常日頃から社内の情報が集まるようなネットワークをつくっておくことにも意識を向けたいものです。これは、単に自社のアジェンダを知る効果だけではなく、企画を通すうえでの根回しにつながることも少なくありません。

「根回し」はプラスの活動だと心得よう

「根回し」は日本ではややネガティブな意味合いで用いられることもありますが、本来は、単に当事者間の利害調整の意味合いだけではなく、「空気づくり」「社内の世論形成」にもつながるプラスの意味合いを持つ活動です。別の言葉でいえば「地ならし」です。独りよがりを避ける効果ももたらします。

企画は一時のものではありません。そうした根回しも行ったうえでタイミング良く企画を打ち出すことが、皆が「じゃあやろうか」という結果につながる可能性を高めるのです。

企画が通りづらい、あるいは企画をよりスムーズに通したいという方は、今回紹介した3点を意識されるだけで大きく結果は変わるはずです。ぜひ励行してみてください。

嶋田 毅 グロービス経営大学院教授、グロービス出版局長

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しまだ つよし / Tsuyoshi Shimada

グロービス経営大学院教員、グロービス出版局長。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計160万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。著書に『MBA 100の基本』『ビジネスで使える数学の基本が1冊でざっくりわかる本』『KPI大全』(以上東洋経済新報社)、『グロービスMBAミドルマネジメント』(ダイヤモンド社)など。経営戦略、テクノベート・ストラテジー、研究プロジェクトなどの講師を務めるほか、各所で講演なども行っている。

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