「フォルダ」「フォルダー」正しいのはどっち?

知らないと恥をかく?「ビジネス文書」の常識

複数の表記が存在して迷ったことはありませんか?(写真 : xiangtao / PIXTA)
「見積もり」と「見積り」、「フォルダ」と「フォルダー」など、同じ言葉なのに異なる表記が存在するものがある。ビジネス文書を作成する場合、こうした表記の不統一があると、読みにくくなり、相手の信頼が得られないおそれもある。
なぜこうした複数の表記が存在するのか? どちらが正しいのか? 大手コンサルティングファームで文書作成を指導し、『外資系コンサルのビジネス文書作成術』を出版した吉澤準特氏に解説してもらう。

送り仮名のルールは国が決めている

『外資系コンサルのビジネス文書作成術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

「ものを売買する際に費用を確認する行為」を「みつもり」といいます。では「みつもり」を漢字で表記する場合、みなさんはどう書きますか?

私が周囲にいる人に聞いてみたところ、A「見積もり」、B「見積り」、C「見積」という3つの書き方があることがわかりました。同じ言葉を表しているのにどうしてこのような不統一が生じたのでしょうか? その原因は、日本語のルールにあります。

日本語の送り仮名は、内閣告示第二号の「送り仮名の付け方」によって定められています。その中で、「活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に『さ』『み』『げ』などの接尾語が付いて名詞になったものは、もとの語の送り仮名の付け方によって送る」とあります

「みつもり」は「見積もる」という言葉から派生している言葉なので、同じ送り仮名を当てはめた「見積もり」が正しい表現になるということですね。

ということで正解はA……というわけではないのです。

次ページ通則には「例外」がある
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • コロナ後を生き抜く
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の勝者と敗者<br>不動産 熱狂の裏側

実体経済の悪化を尻目に、国内外から熱い視線が注がれる日本の不動産。業界の雰囲気とは対照的に、上場不動産会社の株価は軒並み軟調です。コロナ後の新常態で誰が笑い、誰が泣くのでしょうか。現場の最新情報を基に不動産市場の先行きを展望します。

東洋経済education×ICT