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家族を虐待するヤバすぎる母との付き合い方 認知症の父を虐待する高齢母が許せない!

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ここから得られる教訓は何でしょうか。4人姉妹の中では母親といちばん早く縁切りした長女が、母親のことで苦しむことからいちばん早く、解放されています。

信子さんが還暦を過ぎたころ、優しくて気が弱く、多額に貢がされ続けた次姉(次女)の“ほぼノイローゼ状態”は、爆発寸前になりました。

母親に貢がされた金額は、次姉は信子さんと3ケタ違うといいます。しかし信子さんが母親のために費やした貢献量は、誰とも比較になりません。陰でも両親を支え、姉たちにさえ両親の弁解者にも代弁者にもなって、関係がそれ以上こじれないように、神経を使いました。

母親から感謝される点でいえば、次女も信子さんも遜色ないはずです。次女の“ノイローゼぎみ”が放っておけない状況になった時、信子さんは、母親からの数十年積み上げた“感謝”または“信頼”を武器に、次姉をこれ以上当てにしないよう、母親に話しに行きました。

放っておけば、次女との関係が取り返しがつかなくなることを案じた、私利私欲のない信子さんの“おせっかい”です。

「感謝や信頼」も相手にすり寄る手段?

信子さんが話し始めた矢先、「いつからそんなにエラくなったのだ、口出しせず黙れ!」といって信子さんをにらんだ母親の顔が、弱い祖父母を虫けらのように扱い、自分たちを虐待した時代の般若の顔に、サーッと一変したそうです。

その鬼面に、信子さんは忘れようとしていた被虐待時代に瞬時に戻され、すべてを悟ったのです。次姉より3ケタも下る「金銭的な付き合い」でも、信子さんにとっては痛みを伴う額でした。

信子さんがどんなに忙しくとも夜中でも、呼び出されて母親のために働いたことは、その母親のみぞ知るです。しかし、母親の本性は何も変わっていなかったのです。

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【「こき使うのが当たり前」】

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