経済学者が、「脳の活動」を測定するとき
変わった研究はいろいろとあって、最近よく話題にのぼるようになった分野の一つが、ニューロエコノミクス(神経経済学)だ。ニューロエコノミクスでは、経済的な状況を模した実験をしながら、被験者の脳の活動を医療機器のようなもので測定したりする。
経済活動というのは結局のところ人間の脳の活動なのだから、ちゃんと科学的に測ってみようぜ、というわけだ。経済学には文系のイメージがあるかもしれないが、こういった研究の実験は、理系のラボのような施設で行っていたりするのだ。
研究する理由はいろいろ、研究に臨む姿勢はみな真剣
いろんな学者がありとあらゆる「ヘン」なことをやっている。純粋理論に、現実のデータ(深刻な問題に関するものから、個人の不思議な行動を観察したものまで)を基にした分析など、研究するモチベーションや目指す方向はいろいろだ。
しかし、とにかく研究に臨む姿勢はみんな真剣そのもので、そして、それぞれにいきいきと研究している。人間的にも面白い、魅力的な人が結構いる。
せっかくだから、誰かとっておきのエピソードを映画にでもして、将来ある若者を惹き付けてくれないかな?
……と書いて思い出したのだけれど、いました。僕の専門分野であるゲーム理論、この創始者の一人、ジョン・ナッシュさんだ。
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