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若者を集めたくば「中二の心」をとらえよ! 数学界の有名人たちがカッコよかったので、僕は初め数学者志望だった

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  • 小島 武仁 経済学者、東京大学大学院経済学研究科教授
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「勝てないなあ」、早熟な数学者志望の人たちと出会い

理由はいくつかあるけれど、まぁ簡単に言うと挫折した。数学者を志す学生には早熟な人が多いようだ。僕が大学に入った頃には、彼らはもう大学院の数学までマスターしていて、何でも知っていた(ように見えた)。

それから、数学という学問において研究のモチベーションとなるのが、理論の美しさ「だけ」であるように見えてしまい、俗な人間にはちょっとついていけないなあと思ったこともある。

ただ、数学に挫折したとはいえ、当時は、ほかにこれといってやることもない。これから何をやろうかなーと思って、ブラブラしていた(ブラブラしすぎて留年してしまったので時間はたくさんあった)。

これが友人に紹介してもらった教科書だ。著者のひとりは奇しくも後の指導教授。『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』 (梶井厚志、松井彰彦著、2000年、日本評論社)

そんな頃に、友人が経済学の教科書を紹介してくれた。読み始めてみると、この教科書がとても面白い。それで、せっかくだからもう少し勉強してみよう、と思って経済学部への進学を決めたのだ。

特に大したドラマがあるわけでもなく、ちょっと興味があったから経済学部に進学してみた、という感じだ。あまりに意識が低すぎて自分でもちょっと恥ずかしい。

また、先に書いたとおり、大学に入った頃までは数学がやりたかったのだけれども、これにも、ちょっと恥ずかしい(ので書くかどうか迷った)理由がある。

たしか「中二病」も真っ盛りの高校の頃に、ガロワという数学者の伝記を読んだことが、きっかけになったのだった。ガロワは19世紀の数学者、それも彼の名を冠した「ガロワ理論」という理論まである、超有名な数学者だ。ただ、当時の僕は、その理論のことは正直さっぱりわかっていなかった。

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【彼はとにかくカッコいい革命家だった】

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