効率よく花粉を除去したいなら、花粉の季節だけでも玄関周りの空気を閉じ込めるといい。たとえば、廊下の扉を閉めたり簡易なカーテンを取り付けることで空気の総量を減らせば、コンパクトな空気清浄機でも短時間で空気をキレイにできるというわけだ。ダイキンの「MCK55T」は8畳の空間を約11分で清浄できる。空間を小さくすれば、この時間をさらに短くできるのだ。
玄関などで、できるかぎり花粉を落としたとしても、花粉は何らかの方法で室内に入り込む。次は、リビングでの花粉対策を紹介しよう。リビングダイニングというと、多くの場合、10畳を超える広いスペースだ。こういった空間では、できるかぎり大型タイプを利用するのがオススメ。大風量で、室内の空気を複数回、フィルターに通すことで花粉を除去できる。
リビングには大型モデルがオススメ
代表格といえるのが、ブルーエアのクラシックシリーズだ。最もコンパクトな「Blueair Classic 280i」(実勢価格7万6000円前後)でも、推奨フロア面積は26平方メートル(米国基準CADR値から求めた広さ)で、約16畳まで対応。大風量で1時間に5回以上、空気を清浄できる性能を持つ。
なお、国内規格(JAMA)での適用床面積は、約25畳とさらに大きくなる。これは30分に1回空気を清浄できる性能を示したもの。花粉を素早く除去することを考えると、CADR値基準の適用床面積で選びたい。
さらにブルーエアでは吸い込んだ空気に含まれている有害物質をマイナスに帯電させ、プラスに帯電した多層フィルターでしっかりとキャッチする独自機能を搭載。有害物質がフィルターの繊維に吸着するため、フィルターが目詰まりしにくく、風量が落ちないため、効率的に花粉やホコリなどを除去できるのだ。
筆者宅のリビングでは同シリーズの旧モデルを実際に使っているが、電源が切れてしばらくすると空気のよどみを感じることがある。ブルーエアのパワーなら、体感できるレベルで、空気をキレイにできるのだ。
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