「カナダでは、多様性は弱さではなく、強さなのだ」
――トルドー首相が国連総会での演説で"In Canada, we see diversity as a source of strength, not weakness."(カナダでは、多様性は弱さではなく、強さなのだ)とおっしゃっていたのがとても印象的です。
カナダの強みは「多様性」です。カナダは「モザイクの国」といわれるとおり、さまざまな人が住んでいます。地域によってウクライナ系の人が多いところ、アジア系の人が多いところなど、さまざまな特色があります。世界の縮図をみているようですよ。
政治の世界でもそうです。移民省の大臣はソマリア出身の難民で、ほかにもアフガニスタンの難民や移民の大臣もいます。内閣の5割は女性です。また、LGBTI、北米の先住民族、障害のある大臣もいます。
トルドー首相は「内閣はカナダそのものを表すものにしたい」、カナダとはどんな国ですか?と聞かれたときに、内閣の構成をみせて「これがカナダです」と言えなければ、カナダを代表する組織とはいえない、と言っています。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら