男子進学校・桐朋生がガチで縄跳びする理由

「地道な努力を怠らない」それが重要だ

桐朋生は見たこともない複雑な跳び方をする
名門進学校で実施されている、一見すると大学受験勉強にはまったく関係なさそうな授業を実況中継する本連載。第3回は東京・国立の中高一貫男子校「桐朋」の「深イイ授業」を追う。

桐朋生はみんな「縄跳び名人」

過去の連載一覧はこちら

東京都国立市。一橋大学の至近にある桐朋中学校・高等学校の出身者は皆、普通ではない難易度の縄跳びができる。私はそんなうわさを、アラフォーを過ぎた桐朋卒業生たちから聞いていた。

授業開始のチャイムが鳴る前、1人の生徒がおもむろに縄を跳んだとき、卒業生たちの言っている意味が飲み込めた。なんという技なのかはわからない。単なる二重跳びやあや跳びではない、見たことのない複雑な跳び方をしていた。

見学をしたのは高2の体育。担当は神本堅二教諭。

「はい。集合!」

神本教諭の周りに集まる生徒たちは、列をつくるでもなく、なんとなく先生の周りに集まる。

「うちはこういうとき整列しないんですよね。結構びっくりされます」と、広報担当の河村理人教諭が慌ててフォローする。しかし私にはまったく違和感がない。これは男子校ではよくある風景。ましてや桐朋は昔から、飛び抜けて自由な校風で知られている。

次ページ3学期の授業で多く得点することを目標にしている
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