若手社員は「年末の納会」までが仕事のうちだ 新人は片づけとあいさつでポイント稼ぎを!

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だからといって、静かに帰ってしまうのはもったいない。少なくともお世話になった上司や先輩に挨拶して、「今年1年お世話になったお礼」は言っておきたい。きちんとした挨拶があれば誰も悪い気分にはならない。挨拶さえ済ませておけば、「コイツ、礼儀が分かっているな」と、その後何かと目をかけてくれるようになるはずだ。納会がない会社でも、上司や先輩に「今年1年大変お世話になりました」と、最後の挨拶だけはしておきたい。

NGなのは、同期同士で固まること。「同期同士で、一気コールをはじめたのにはびっくりした」(流通)というのは行き過ぎかもしれないが、やはり新人ばかりで集まっていると先輩たちの目についてしまう。さらに、早く帰りたいと言わんばかりにつまらなそうな顔をしているのもアウト。それだったら、きちんと挨拶をして早く帰る方がベターだろう。帰りにくいのであれば、旅行や帰省を理由にしてもよい。

他の部署との人脈を作るチャンスかも?

長時間楽しみたいのであれば、他の部署に挨拶して回るのもよいだろう。話してみたい先輩や役職者、もしくは異動したい部署のスタッフなどに話しかけるのもOKだ。先輩たちの中にも、納会で社内人脈を広げている人は少なくない。

「納会の楽しさは、いろんな部署の人と話せること。乾杯しながら部署を渡り歩くのは面白い」(運輸)

「役員などに自分を売り込むチャンス。予算達成して上機嫌の年は、ビール瓶とコップを抱えて積極的に自己PRに行きます」(金融)

「自由参加の『役員を囲む会』になっています。元部下がずらっと集まり昔を懐かしむ。とことん飲みますよ」(アパレル)。

上の世代の人間は、ビールとコップを抱えた人物をみかけると、条件反射的にビールを注いでもらう姿勢を取る。話しかけるのは比較的容易だ。

一方、乾杯の後、すぐ仕事に戻る人もいる。海外とやりとりする仕事がある人、年内にどうしても片付けたい仕事がある人など、必ずそういう人は出てしまうもの。

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