12月に入り、大学入試のシーズンがいよいよ近づいてきた。医学部受験の難関に挑む受験生諸君も、ラストスパートをかけ始めていることだろう。
医学部受験においてこのところ目立つのが、2次試験におけるユニークな小論文の出題である。この連載では、過去にも「『謎の小論文』があぶりだす受験生の本性」の中で、2016年度に順天堂大学医学部で出題された、“写真の中の男の子の前に広がっている世界を述べよ”という問題を紹介した。そして、同年には愛知医科大学でも、以下のような問題が出題された。
クモの巣、キリ、モリ…え、どういう意味?
問い)以下の判じ絵をみて次の問いに答えなさい
(1)この絵は何を示した絵か推測し、その理由を100字以内で書いてください。
(2)この絵に描かれた2つの素材を用いて「人を愛するということはどういうことか」を500字以内で書いてください。
(2)この絵に描かれた2つの素材を用いて「人を愛するということはどういうことか」を500字以内で書いてください。
うーん、かなりの難問である。この問題を先日、医学部予備校で教えている受講生から見せられ、「どういう答えになるのでしょう?」と質問されたときは、一瞬、頭を抱えてしまった。実はこの愛知医科大は、過去にも「3年間交際し、結婚の約束をした恋人に別れの手紙を書け」という問題が出されたこともあり、ユニークな出題が散見されるのだ。
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