「開成にできないことを!」渋谷教育学園の挑戦

渋谷教育学園 田村哲夫校長に聞く

このような帰国生クラスの取り組みを見て、ほかの生徒も刺激を強く受けています。昨今では、帰国生ではない生徒が、米国の大学を目指して猛勉強した結果、東大にも合格し、結局、東大には進学せずに米国の大学を選びました。

東大は「まず目指してみよう」というレベル

帰国生クラスの授業は英検で言えば1級、TOEICで言えば、900点以上に相当するレベルの高さです。その彼らでさえ、苦しみながら目指す海外大学に、中学1年から英語を学び始めた生徒が挑み、合格することができました。もちろん、彼自身、気の遠くなるような努力をしたのだと思いますが、本校の教育が海外名門校にも通用するのだという大きな自信になりました。

過去にも東大を辞めて、プリンストン大学を選んだ生徒もいました。その際、その生徒が言ったことが非常に印象的でした。「東大には受験勉強さえすれば行けるけど、プリンストンには受験勉強だけでは行けません」。この言葉に今の東大の立ち位置が表れていると思います。日本ではトップの東大も、世界的なレベルで見たら27位です。世界で戦うことを目指す生徒にとっては、東大は「まずは目指そう」というレベルの目標になりつつあります。

開成、灘にもできないことをやっている

国内にはほかにもエリートを輩出する中高一貫校は多くあります。開成や灘など日本のトップ校は依然として抜群に優秀でしょう。事実、東大や医学部合格人数も本校よりも多い。でも両校ともに海外名門大学に2ケタの人数が合格するまでには、達していません。ましてや、海外生活のない生徒でも海外大学にチャレンジできるようなカリキュラムや環境を用意しているのは本校だけでしょう。

開成、灘にできないことをやっているという自負はありますよ。事実、ハーバード大学の卒業生会のハーバードクラブが世界の優秀な高校生に贈呈する「ハーバードブックプライズ」を、渋谷、幕張の両校ともに2011年から3年連続で受賞しています。開成も海外大学へ挑戦する生徒が出てきて、2012年に受賞したと聞いています。

写真はハーバードブックプライズの贈呈式
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