茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体

47都道府県「男余りランキング」一挙公開

同じく2015年の国勢調査では、15歳以上の未婚男性と未婚女性の差分を見ると、なんと341万人も男が多いことがわかります。20~50代に限っても約300万人も未婚男性が余っていて、婚活対象年代の中心となる20~30代に限定しても、145万人も多いんです。

つまり、未婚女性が全て結婚したとしても、300万人の男には相手がいないということになります。このご時世、女性も全員は結婚しないわけですから、実際はもっと未婚男性が溢れてしまう計算になります。結婚したくて頑張って婚活しても、男性には相手がいないのです。この事実を知っている人は多くありません。

「男余り現象」は今に始まったことではない

この傾向は、今に始まったことではありません。生涯未婚率が急上昇し始める直前の、1985年でも約282万人の男が余っています。しかも、戦前の1935年(昭和10年)の時点でもすでに未婚男女の差分は200万人を突破していました。途中、戦争によりこの差分は減少しましたが、慢性的な「男余り」の状態はずっと変わりません。

この原因は、いったい何でしょうか?1つには、再婚の際のマッチングに男女差があることが挙げられます。離婚して再婚する際に、男性が初婚の女性を選ぶ傾向が強いからです。最近は、再婚同士の婚姻も増えてはいますが、それでも再婚男と初婚女のマッチングが多いことには変わりません。バツあり女性が初婚男とマッチングする例はまだまだ少ない状態です。

つまり、これは「時間差一夫多妻制」のようなものです。結婚する男は何度でも結婚し、そのたびに未婚女性を奪取していく。その陰に隠れて、生涯未婚のままの男たちは増え続けているのです。

この男余り現象は、都道府県別に差があるのでしょうか?47都道府県の年代別未婚男女の人口から、男女の差分を計算し、それを年代別の男性総数を分母として「男性全体の中での未婚男性余り率」を出しました。その結果、なんと47都道府県のすべてが男余り状態でした。20~30代だけを抽出してもそれは同じです。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。