外国人としてみたい「ぶっちゃけ話」の勘所 英語で正しく愚痴を言う方法

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害のない程度に愚痴を言えると、外国人と本音ベースの関係を築くきっかけにできるかもしれません(写真:Ushico / PIXTA)

外国人の同僚や友人ができたら、できることなら本音で腹を割って話してみたいものです。大人ですし、人の悪口を言うのはあまりお勧めできませんが、たまには会社や取引先、上司や同僚のこと、また、家族や恋人などプライベートのことで愚痴を言いたくなることもあるはず。

でも、愚痴を英語で言うとなると、なかなか加減が難しいのです。ちょっとした愚痴のつもりが、ものすごい悪口を言っているように聞こえたり、誰かのことを憎んでいるみたいに誤解されたりしたら大変。嫌なことがあったとき、イラッとしたときに、英語でどんな風に表現すればいいのかを、今回は学んでみましょう。パーティや会食などで、害のない程度に愚痴を言えると、外国人と本音ベースの関係を築くきっかけにできるかもしれません。

嫌悪感の湧く上司

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先日、ある食品メーカーでの英語研修が終了。「打ち上げパーティ」と題して、参加者たちと食事会がありました。こういったパーティではお決まりですが、楽しみながらも、勉強要素を残して『英語オンリー』で話すパーティとなりました。

立食形式の気軽なパーティでしたので、筆者もあちこち歩き回ってできるだけ多くの参加者に話しかけるようにしました。しばらくしてから、少し休憩しようと飲み物を取りに行くと、カウンターの横でハナコさんとタロウさんが、何やら楽しそうに話しているではありませんか。近寄って、何の話なのか尋ねると、We are talking about our boss. (上司のことを話しているんです)とのこと。なんでも、その上司、いつも飲み終わったペットボトルを捨てずにテーブルに放置するのだとか。そして、それに対するハナコさんのコメントが、

✕ He is disturbing.

でした。たしかにdisturbには「邪魔をする、迷惑をかける」という意味がありますので、Don’t disturb me.のように使うと「私の邪魔をしないで」という意味になり、Don’t interrupt me.と同じように使えます。ホテルのドアに掛けるDo Not Disturb.(起こさないで・入室しないで)のサインも有名ですよね。

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