筆者は雨の日や雨上がりなどに、閉じた傘の持ち方が危ない人にイラッとします。I hate it when someone doesn’t hold their umbrella vertically with the pointed end down. (私は傘をまっすぐ、先を下に向けて持たない人がいるとイラッとしますね)と言うと、ふたりがI know! Me too! (ですよね!私も嫌ですね~) と声をそろえてうなずいていました。
質問してるんじゃなくて…
このIt bothers me the way…とI hate it when…は疑問文にして相手に同意を求めるような感じで愚痴にすることもできます。この時には通常否定疑問文を使って、「~じゃない?」と問いかけるスタイルを取ります。
(ミチコがいつも若い男性客とイチャイチャするのって超イライラしない?)
Don’t you hate it when Daisuke brags about how much weight he can lift?
(ダイスケがウエイトを何キロ持ち上げられるとか自慢するのってウンザリじゃね?)
疑問文にするので、Iやmeはyouに変えて疑問形にします。Doesn’t it bother you the way…?とDon’t you hate it when…?となりますので、こちらも使ってみてください。
もうひとつ、皆さんがよく知っている疑問文でも愚痴を述べることができるので覚えておいてください。それがWhyを使った疑問文です。日本語でも愚痴を言うときに「なんで~なんだよ!」と言うことがあると思いますが、英語でもまったく同様にWhyを使って不平を表現することができます。
Why doesn’t Takeshi come to the office on time? (なんでタケシは時間通りに出社しないんだよ?)
Why does this copier always jam on me? (なんでこのコピー機、私が使うときばっかり詰まるのよ?)
これは理由を尋ねている質問ではなく、不満を表している表現ですので、もし外国人がWhy…?と言ったときには、自動的に「質問されてる!」とならずに、本当に理由を尋ねているのか、単に愚痴をこぼしているのかを見極めて、愚痴のときにはbecause…と答えないように注意しましょう。これは前回お話したWhy do/don’t you ~?を使って、相手にクレームを言うときの表現と同じ使い方ですね。主語が他の人になって、別の人に対する不満を表しているということです。
腹を割って話すという意味では、それほど悪意のない軽い愚痴くらいは言えるくらいの方がよいですが、慢性的に愚痴を言う人の聞き役に回ってしまったとき、皆さんはどうしていますか。うっかり話を合わせて共感すると、あなたも同意見なんていうデマが広まってしまうかも……。
やはり相手の愚痴に共感したり、上手に反対の意を表したりすることができるようになっておくと便利でしょう。愚痴を聞くときに使える表現も一緒に覚えてしまいましょう。
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