【東大コスパ論争の行方】桜蔭&西大和の合格者が激減! 令和のトップ層が「次の進路」を目指す背景
東大“コスパ論争”の先にある令和の進路観
昨今、名門中学高等学校の間で「東大合格者数の減少」が顕著になっています。たとえば女子御三家の一角である桜蔭高等学校では、2022年度の東大合格者数は77名でしたが、2025年には52名へと減少しました。同様の傾向は他の有名進学校でも見られ、西大和学園では同期間に79名から44名へと半減しています。
「学校の学力が落ちたのでは?」と見る向きもありますが、実態は少し異なるのではないかと言われています。トップクラスの学力を持つ生徒ほど、東大を志願しなくなっているのです。
私自身、仕事柄、偏差値帯の高い私立中高一貫校の生徒と話す機会が多いのですが、模試や学内成績を見る限り、一般受験でも十分に東大合格が狙える生徒が、そもそも「東大を受けない」というケースが急増していることを実感します。
なぜ今、トップ層が東大を避け始めているのか? 彼ら・彼女らが目指している“次の進路”とは何か? 今回は、その背景を丁寧に紐解いていきます。



















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