国債急落「Xデー」研究、自民報告書の中身 吉崎 達彦が読む、ちょっと先のマーケット with甘利越え

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さて、週末は春の天皇賞である。日本の競馬はもともと「強い軍馬を作る」ことを目的として始まった。日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古の時代が出発点である。「JRAは長距離レースが多い」というのは、ここに所以がある。

本命ゴールドシップ、相手フェノーメノの「ステゴ丼」

その最たるものが春の天皇賞だ。淀の3200メートルを制するのは、最もタフな競走馬ということになる。だったら強い馬が順当に来るかというと、過去には結構、ひどい番狂わせもあるからわからない。

今年はゴールドシップが大本命。単勝倍率は1倍台になるだろう。となると相手探しだが、これは2番人気で、昨年のダービーではゴールドシップに先着しているフェノーメノ。ともにステイゴールド産駒であるから、ここは兄弟で「ステゴ丼」と行きたい。昨年末の有馬記念では、本当に「①ゴールドシップ―②ブルーオーシャン」というステゴ丼が実現している。配当は低くなるだろうが、この2頭以外に賭けてみたい馬が見当たらない。馬単の両面待ちで勝負。

今週は「平成の女帝」エアグルーヴが亡くなった。究極の良血馬であった彼女に敬意を表して、不肖の息子フォゲッタブルも記念程度に押さえておこう。エアグルーヴが忘れられちゃ困るものね。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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