ブラジルのサッカーはなぜあれほど強いのか

日本人にはなかなか真似できない「足」の秘密

リオ五輪のサッカー男子決勝は開催国ブラジルが制した(写真:青木紘二/アフロスポーツ)

この夏、世界中が熱狂したリオ五輪。各種目でさまざまなドラマが繰り広げられる中、男子サッカーは決勝で開催国ブラジルがドイツをPK戦(5-4)の末に破るという、劇的な幕切れとなりました。

勝利のゴールを決めた絶対的エースのネイマールをはじめ、ペレ、ジーコ、ロナウド、ロナウジーニョ、カカなど、過去をひもといてみてもブラジルにはサッカーをあまり知らない人でも見聞きしたことのある有名な選手が数多く、日本では名前が知られていなくても世界的に通用する選手がごまんといます。

なぜブラジルサッカーはここまで強いのか。日本サッカーとはどのような違いがあるのか。柔道整復術などを手がける私のような施術家から見ると、そこには必然的な理由があるように見えます。それは「足」の違いです。

裸足で木登りをする子どもたち

サッカー選手に限ったことではないと思いますが、ブラジルの子どもたちは、裸足(はだし)で木登りをしています。私は、その幼少期の生活の中で裸足の木登りが、最高のサッカー選手を作る礎になっていると見ています。

言うまでもない話ですが、サッカーはゴールキーパーを除き、手でボールを触ると反則になる競技です。ほかのどんなスポーツと比べても「足をどう使うか」が最も重要になります。そこで肝になるのが足の裏や足の指がどれだけ自由に使えるかどうか。その点で考えると、幼少期に裸足で木登りをすることは、足の裏の筋肉の発達や足の指のトレーニング方法としては最適です。

かつてブラジルで仕事をしていた知人男性は、ブラジルの街中で子どもたちが靴を履かず、裸足でサッカーをしていた光景をよく見かけたそうです。おカネがなくて遊び道具が買えない貧しい家庭の子どもが少なくなく、子どもたちは簡単にできるサッカーを路上でやっているという環境だったといいます。

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