部下との食事はカウンターのある店がいい

乾杯してすぐ堅苦しい話をするのは興ざめ

ビストロであれば前菜やメインを頼んだ後、お腹がいっぱいになったかどうかを確認してデザートをお願いする、というふうにしていきましょう。こういうことを部下に見せておくと、部下が上司を見直すことにもなるのです。そして自分もこんなお店に通えるようになりたいな、と思うかもしれません。営業職であれば、部下もいつかは、取引先を接待するようになるのです。そのときにいきなり「接待を仕切りなさい」と言われても困るだけです。部下を接待に連れて行って訓練する、ということもありますが、こうした場面を何回か作って、仕切り方のノウハウを学ばせるのもよいかもしれないですね。

そして、肝心の会話ですが、いきなり乾杯のあと「この間の案件だけれど、どうしてああいうことになったの?」「この頃の勤務態度なんだけどね」などと急に核心に入らないように。すぐに堅苦しい話をされると、部下はうんざりしてしまいます。心の中で「やっぱり来なきゃよかった、早く帰りたいな」と思うだけなのです。せっかくの食事会なのですから、そのようにならないように楽しい雰囲気を作っていきましょう。

自分の話はあくまでも誘導のため

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まずは、軽い世間話から入りましょう。部下の近況、夏休みの話や趣味の話など、軽く話を振ってみます。相手がほとんど話さないからと言って、自分の話をいつまでも続けないようにしてください。これも相手を退屈させてしまいます。自分の話はあくまでも部下が話をしやすくするための誘導です。お酒も入って、話も盛り上がり、楽しくなってくると部下のほうから悩みを話してくるかもしれません。何か気になっていることがあるかもしれません。

なんとなく仕事の話の流れに持って行くことができたら、自分のほうからも、話したかったことを言ってみましょう。相手の話を聞きつつアドバイスをする、頭ごなしに怒ったり注意したりするのではなく、きちんと向き合って話すことがポイントです。大事なのは、そこで結論を出さなくてよい、ということです。「今日、解決して自分がなんとかしてやろう」と気負わないでください。まずは話しやすい環境を作って、相手の話を聞くということが大事なのです。

部下が「今日は楽しかった、たまにはこういう機会があるといいな」と思ってくれたらこの会は成功ですし、意味があったということです。一回ご飯を食べたからと言って、急に距離が縮まったり、わかり合えたりするものではありませんが、こうした機会を何度か重ねることによって、少しずつ部下との関係が築けていくものなのです。

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