部下との食事はカウンターのある店がいい 乾杯してすぐ堅苦しい話をするのは興ざめ

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ビストロであれば前菜やメインを頼んだ後、お腹がいっぱいになったかどうかを確認してデザートをお願いする、というふうにしていきましょう。こういうことを部下に見せておくと、部下が上司を見直すことにもなるのです。そして自分もこんなお店に通えるようになりたいな、と思うかもしれません。営業職であれば、部下もいつかは、取引先を接待するようになるのです。そのときにいきなり「接待を仕切りなさい」と言われても困るだけです。部下を接待に連れて行って訓練する、ということもありますが、こうした場面を何回か作って、仕切り方のノウハウを学ばせるのもよいかもしれないですね。

そして、肝心の会話ですが、いきなり乾杯のあと「この間の案件だけれど、どうしてああいうことになったの?」「この頃の勤務態度なんだけどね」などと急に核心に入らないように。すぐに堅苦しい話をされると、部下はうんざりしてしまいます。心の中で「やっぱり来なきゃよかった、早く帰りたいな」と思うだけなのです。せっかくの食事会なのですから、そのようにならないように楽しい雰囲気を作っていきましょう。

自分の話はあくまでも誘導のため

書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

まずは、軽い世間話から入りましょう。部下の近況、夏休みの話や趣味の話など、軽く話を振ってみます。相手がほとんど話さないからと言って、自分の話をいつまでも続けないようにしてください。これも相手を退屈させてしまいます。自分の話はあくまでも部下が話をしやすくするための誘導です。お酒も入って、話も盛り上がり、楽しくなってくると部下のほうから悩みを話してくるかもしれません。何か気になっていることがあるかもしれません。

なんとなく仕事の話の流れに持って行くことができたら、自分のほうからも、話したかったことを言ってみましょう。相手の話を聞きつつアドバイスをする、頭ごなしに怒ったり注意したりするのではなく、きちんと向き合って話すことがポイントです。大事なのは、そこで結論を出さなくてよい、ということです。「今日、解決して自分がなんとかしてやろう」と気負わないでください。まずは話しやすい環境を作って、相手の話を聞くということが大事なのです。

部下が「今日は楽しかった、たまにはこういう機会があるといいな」と思ってくれたらこの会は成功ですし、意味があったということです。一回ご飯を食べたからと言って、急に距離が縮まったり、わかり合えたりするものではありませんが、こうした機会を何度か重ねることによって、少しずつ部下との関係が築けていくものなのです。

平原 由紀子 WITH YU代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ひらはら ゆきこ

関西学院大学卒業後、一般事務としてOLを経験。その後、老舗広告代理店に16年間勤務した後、2003年、業界最大手の電通と共同出資し、国内外有名ブランドをクライアントとした 広告代理店「株式会社ザ・ゴール」を設立。クライアントとコミュニケーションパートナーとして強固な信頼関係を築き、業界を代表する会社へと導く。2013年、創立10周年を機に退職。現在は、「株式会社WITH YU」を設立し、 ファッション業界を主とした企業のコンサルティングとアドバイスを行う。「手みやげコンシェルジュ」としても活動。著書に『できる人の会食術 仕事ごはん 部下ごはん』(CCC メディアハウス)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事