部下との食事はカウンターのある店がいい

乾杯してすぐ堅苦しい話をするのは興ざめ

部下と食事をする際に気をつけたいこととは?(写真 :わたなべ りょう / PIXTA)

部下を食事に誘うメリットや方法は前回のコラム(「部下を食事に誘うための『完璧マニュアル』」)でも書きました。今回はさらに踏み込んで、配慮すべきポイントを説明します。

いざ、改まって食事に行こうとすると、お店選びや当日の会話のことを考えて、困りませんか? お店は、出来れば自分の行きつけの場所を選ぶのが望ましいです。そういったお店がなければ、過去に数度行ったことがある、どんな料理が美味しいのか、値段はどのくらいかなどもわかっているお店を選ぶと安心です。

テーブル席は気詰まりになることがある

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私が20代の頃、当時の上司と食事をする場面がありました。たまたま出先でその上司と一緒に歩いていたときのことです。二人ともよく知らない土地だったので、行き当たりばったりで、近くの蕎麦屋に入りました。ところがそのお店、カジュアルなお店だと思っていたら、とても格式のある蕎麦会席のお店だったのです。席に着いてメニューを渡されると、そこには高額なコースが並んでいました。私は「どうしよう」と思いつつ、何も言いだせませんでした。上司も困惑している様子がわかりました。お店の人がお茶を持ってきてくれたときに、上司が「出よう」と言ってそのまま二人でお店を出たのです。

すぐに近くの別のお店に入りましたが、そのときのバツの悪い思いは今でも忘れられません。このときは、事前に約束していなかったし、その辺りを二人ともまったく知らなかったことが原因でした。自分が知らないお店に行くと、こういうことが起こるので恐いですね。店に入ってからの肝心の話も、盛り上がらなくなってしまいます。

できれば、カウンターがあるお店を選びましょう。カウンターは椅子が硬くて、高くて、座りにくい、と敬遠している人も多いかもしれません。けれども、ほとんど二人で出掛けたことがない部下と、テーブル席で向き合うのは、お互い気詰まりなこともあるでしょう。それよりも、前を向いて座っていられるカウンターは、直接お互いの顔を見なくて良いので話がしやすいのです。オープンキッチンになっていたら、そこで料理人の方と会話も出来ます。話題に困っても料理のことを話していれば良いので、会話が盛り上がらないときは、逃げ道になります。

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