夜、何度もトイレに起きる男は早死にする!? 急増する「男性更年期」の権威が警告
夜間頻尿のある人は要注意
――夜間、何度もトイレに起きる男性が多いようですね。
統計によると日本人男性の場合、50歳以上になると、夜中に1回以上トイレに起きる人が半分以上を占めるとされます。さらに70歳以上では、1回以上トイレに起きる人が大半を占めるそうです。
しかも70歳以上の場合、男性の3割、女性の1割が、夜中に3回以上トイレに起きているのです。
夜中に1、2回起きるだけでも眠りが中断されて、翌日ぼんやりしたり、眠気がさしたりします。3回ともなると、かなりつらいでしょう。
――「トイレに行くことが多いほど寿命が短い傾向がある」というデータがあるようですね。
70歳以上のグループを追跡調査した研究があります。それによると、4年以内に、6人に1人が亡くなっていました。ところが、「夜中にトイレのために3回以上起きる」という人たちの場合は、4年以内に亡くなる割合が3人に1人でした。
つまり夜間頻尿のある人は、そうでない人に比べて、2倍も多く亡くなっているのです。
これは大変なことです。「たかがおしっこ」と済まさずに、きちんと頻尿に向き合うことが大事です。
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