資生堂、社長交代のチグハグ 前田会長が兼務で復帰へ、会見を全掲載

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「かつての自分を否定することも出てくる」

――末川さんから生産体制の改革や人員の縮小スリム化など、いろんなポイントの説明があった。この構造改革の取り組み・テーマは継続するのか。白紙にするのか。走り出している改革についてどうされるつもりか。

前田会長 末川さんが敷いていただいた路線をしっかり意志を受け継いでいく。その中でいろんな変化が生じている。当面、末川さんがやった構造改革はやっていく。そのほか、あらゆる領域、聖域のないところで棚卸しをすることも含めて、しっかりと見直しながらやっていこうと。その中には、かつて自分がやったことを否定することも出てくるのではないか。でもそれも覚悟を持ってやっていく。信念を持ってやる。そこは応援してもらいたい。

――前田さんは、非常にインパクトのある改革をされてきたが、今の時代に即していないものがある?

前田会長 これも末川さんと二人三脚でやってきた。私は引き継いでもう一段磨きをかけていく。改革を途切れなく進行していけるのでは。これからしっかりと見つめ直していきたい。

(撮影:今 祥雄)

武政 秀明
たけまさ ひであき / Hideaki Takemasa

1998年関西大学総合情報学部卒。国産大手自動車系ディーラーのセールスマン、新聞記者を経て、2005年東洋経済新報社に入社。2010年4月から東洋経済オンライン編集部。東洋経済オンライン副編集長を経て、2018年12月から東洋経済オンライン編集長。2020年5月、過去最高となる月間3億0457万PVを記録。2020年10月から2023年3月まで東洋経済オンライン編集部長。趣味はランニング。フルマラソンのベストタイムは2時間49分11秒(2012年勝田全国マラソン)。

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