470試験を制覇!超絶「資格マニア」の勉強観 誰にも「資格貧乏」なんて言わせない
鈴木:そもそも資格って、いろんな分野の専門家の養成や、スキルを伸ばすためのものなので、そこを覗いてみると、いろんな業者側の論理みたいなものが身につけられる。「敵を知る」っていうか。重要な取引先に建設会社があるなら、その分野の資格を勉強してみることで、相手とスムーズに話をするための”勘所”みたいなものが分かります。
鬼頭:一種の業界研究みたいなものでしょうか?
鈴木:はい、外から見たときにその業界がどう見えるかだけではなく、中の人がどんなフレームワークで何を考えているか分かると、仕事で話をするときにも相当通じやすくなるはずです。
勉強の過程自体にも大きな意味がある
鬼頭:もうひとつ、資格試験合格を目指す中で、最短でどうやったらゴールにたどりつけるかという「戦略」ってあるじゃないですか。僕も色々な資格試験の勉強をしてきて、その「戦略」を立てたり、実行したりする訓練が、仕事をするうえでプラスになるところはあるなと感じます。期限を決めて、To Doに落として……みたいな。
鈴木:僕はほんとにマニアとして資格を取ってきただけですが、今思うと、プロジェクトマネジメントだったり、時間管理、モチベーション管理だったり、仕事で求められることの訓練にはなっていたんだなと。知識はもちろんのこと、勉強の過程自体にも大きな意味がありますね。
いすれにしろ、資格試験って、学びのきっかけとしてすごくいいと思います。日本城郭検定も、世界遺産検定も、調味料検定も、持っていること自体が役に立つかはわかりませんが、「そんな世界があるんだ」と、自分の中に新しい価値観が形成されて、面白いんです。関連の雑誌やテレビ番組にも、それまで湧かなかったような関心が出てきますよ。
退屈な毎日も、資格試験があればちょっとイベント的な要素が入って、ただ単に勉強するだけでは出ないモチベーションが生まれます。試験という明確なゴール・到達点があることで、自分の中で達成意欲やビジョン明確化など、何か変わってくるポイントがあるはずです。
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