100冊読んでも変われない人に欠けた視点 プロは読書をこうして武器にする!
「読む」から勉強を始める
知性的であるということは、自分の人生の可能性を太くするということである。多忙なビジネスパーソンの皆さんこそ、実感していることだろう。では、知性を磨くには、何から手をつけたらいいのか。
たとえば、自由に使える語彙数が500しかない人と、5000以上ある人とではどちらが表現力と伝達力に優れているかは、言うまでもないだろう。表現力と伝達力が弱ければ、相手から理解される度合いが俄然と少なくなる。生きるうえでこれは相当に不利なことだ。
語彙数が5000語の人のほうが、語彙の組み合わせ数も、はるかに大きい。これは発想の豊かさにもつながるし、窮地を脱する方法の見いだしやすさにも直結する。表現力、伝達力、思考力、発想力、理解力などが豊かなことを、私たちは、知性的であるという。
次のように言い換えることもできる。勉強ができるようになる方法がひとつある。それは「読む」ことだ、と。
自分の住む世界で広く通用している言語をできるだけ深く知ることだ。日本に住む人なら、まずは日本語がわからなければならない。そのために必要なのが読書である。大人の勉強は「読む」から始まる。ただし、読むほどに「理解力」や「洞察力」が増すような読み方をすること。これが必須である。
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