470試験を制覇!超絶「資格マニア」の勉強観 誰にも「資格貧乏」なんて言わせない
鬼頭:記念受験くらいの気持ちのときもあるのでしょうか?
鈴木:とりあえず、「まずは1回受けてみよう」っていうくらいで受けることはあります。合格基準の学力が身についてるとはとても思えないけれど、実際受けてみると、周りの受験生や試験会場の雰囲気がわかったりして、次につながることもあるものですよ。
鬼頭:ちょっと別の角度から伺いたいのですが、世間一般的にみると、「資格マニア」とか言われるじゃないですか。どっちかというと否定的な響きで、「資格持ってるだけでしょ?」的な。
鈴木:そうですね、確かに「持っていて何になるの?」という資格があるのは否定できません。ですが、極めれば一つの価値が生まれることも事実で。僕自身、個々の資格を100%生かしているわけではありませんが、資格をいっぱい持っていることを生かして仕事にしています。
鬼頭:「20~30個の資格を持っているくらいならただの資格マニアだけど、100個持っていたらそれが仕事になる」みたいな感じですね。
銀行の業務検定を受ければ「銀行側の視点」に近づける
鈴木:これまでに営業、人事、企画、ITなどいろいろな仕事を経験してきましたが、その中でも広がりが出ることは感じていました。普通の人は知らないであろう専門知識やノウハウなどのベースができてきた感じはあります。資格って、仕事に直結すること以外にも、考え方とかフレームワーク作りのベースになって、要所要所で生かしていけるものです。
鬼頭:たしかに、間接的に仕事に役立つ知識ってありますよね。
鈴木:少し逆説的な感じにはなってしまいますが、普通は資格を取るために勉強するわけですけど、逆に、資格試験を利用することによって、いろいろな知識やスキルを身につけることができます。
たとえば、「銀行業務検定」なんて業界の関係者しか知らないような資格ですが、受けてみると、ある程度「銀行側の視点」でものが見られるようになります。鬼頭さんのような経営者はおカネを借りる側ですけど、「融資管理」の科目を勉強すると、銀行の貸す側の視点が学べますよ。どういうふうに取り立てをしているのか、会社のどこを見てどう評価しているのか、分かります。
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