
「1人だけでやる」にこだわった

塩野:前回はIPOが視野にある企業の事業部長の座をかなぐり捨てて退社したことまでお伺いしました。時代をかなり先取りした形で、フリーエージェントとかノマドの世界にいっちゃいましたね。
米倉:当時そんな言葉はありませんでしたが、まさにそういう状態でした。
一人で始めるにあたって業務量を極端に減らさないと、すぐにパンクしてしまって、規模が出せないと考えていました。業務量を減らす構造作りを意識していて、まず最初に提携先を作ろうと考えました。
「コンテンツをプロデュースします」というモデルで、企画からサービス設計、開発設計、クオリティチェックまでやりますよ。その代わり、開発費と開発者とその他のコストは持ってくださいというものです。
塩野:自分は頭脳だけやりますので、あとは提携で処理をお願いします、と。
米倉:仕事を極力減らすにはそれしかないと。自分にとって都合のいいモデルは何かと逆算していった結果ですね。先方にも都合がいいかは、ばらまいてから考えようと。実際すぐに契約できました。
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