「理想のリーダー」にはなれない――。
多くの新任マネジャーが感じているであろうこの思いを、意外にも大学4年生の時に名門早稲田大学ラグビー部のキャプテンを務めた中竹氏も抱いていた。足が遅くて、カリスマ性もない。そんな中竹氏が見いだした突破口は、「スタイル」だった。
(インタビューの(上)はこちら)
スタイルの重要性に気づいたのは、学生時代、早稲田大学4年生でラグビー部キャプテンに就任した時のことでした。
世の中にはリーダーに対して完璧な理想像があります。しかし、私は子どもの頃からその「理想のリーダー」にはなれないと思っていました。足が遅くてプレーヤーとして突出していた訳ではないし、カリスマ性もありませんでした。
そんな私が早稲田のキャプテンとしてやったことは、その後提唱するようになるフォロワーシップと同じ。自分が引っ張っていくのではなく、メンバーが能力を発揮できるように心掛けました。もし私が世の中のイメージどおりの理想のキャプテン像を目指していたら、大失敗していたでしょう。
失敗を重ねることでスタイルが見つかる
人の能力にはバラツキがあります。だから、理想に向かって頑張るのではなく、今ある自分の能力をどうやって使いこなすかと考えた方がいいと思うのです。
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