新型iPhoneの目玉機能はLINEのモノマネ?

LINEでうまくいった機能を時間差で取り込み

スマートフォンが世界的に普及するにつれて、メッセージアプリの活況が報告される。日本ではLINEがより深く浸透しており、SNSを含む他のサービスが太刀打ちできないほどのシェアとエンゲージメント(結びつき)を獲得している。みなさんも実生活で、LINEがアプリの中で別格なことを実感することが多いのではないか。

スマホの普及によって、メッセージアプリの重要度の高まりが世界中で起きていく中で、フェイスブックは「WhatsApp」を買収し、また自社の「Messenger」アプリをコミュニケーション以上の場へと進化させようとしている。

グーグルは、人工知能を生かしたメッセンジャー「Allo」とビデオチャットアプリ「Duo」を披露した(関連記事)。すでに「ハングアウト」があるが、おそらくこちらは法人向けGoogle Appsに付随するビジネス用途で進化させる方針転換が行われた可能性がある。メッセンジャーの重要性を考えると、個人向けに新しいブランドで参入しなおすことに違和感はない。

Snapchatの「次」を狙う意味とは?

そしてアップルは、iMessageの表現力を高め、アプリプラットホームへと進化させた。特に表現力の向上は、現在米国の10代から20代のユーザーが熱中するSnapchatを意識させるものだった。

現在Snapchatを使っている世代を呼び戻すことはできないかもしれないが、それ以外の世代、そして新たにスマートフォンを持ち始める世代にとって、iMessageは魅力的かつ、簡単に使い始められる非常に障壁の低いサービスになるだろう。

実は「WWDC16」開催前に、アップルがiMessageのAndroid版をリリースするのではないか、との憶測が流れてきた。しかし、今回の表現力強化とプラットホーム化で、その可能性は低くなったと筆者は考えている。
iMessageを魅力的なものにし、iPhoneプラットホームにユーザーを取り込もう、という方向性を見いだすことができたからだ。

メッセージは相手あってのコミュニケーション。つまり、自分も相手もiPhoneでなければ成立しないのだ。今後、開発者が、どれだけメッセージアプリを魅力的なものにするかによって、メッセージ主導でのiPhoneの販売拡大が起きるかが決まる、と見ている。

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