新型iPhoneの目玉機能はLINEのモノマネ?

LINEでうまくいった機能を時間差で取り込み

以下に、メッセージの新機能を、簡単に解説しておく。

1.バブル:自分や相手の投稿が表示されるフキダシにアニメーションをつけることができる。
2.手書きメッセージ:インクで書かれたメッセージを送信することができる。
3.全画面アニメーション:メッセージとともに、画面全体に風船や花火などを飛ばすアニメーションをつけることができる。
4.インビジブルインク:写真や指でタップするとモザイクが解けてコンテンツが表示されるエフェクト。
5.タップバック:相手のメッセージに対してリアクションを送ることができる機能。グループメッセージの場合、リアクションの数が集計されて表示される。
6.マークアップ:ビデオや写真に対して、手書きで書き込みをして送ることができる。
7.デジタルタッチ:Apple Watchで実装していた手書きコミュニケーションをiOSにも採用。
8.絵文字の巨大化:絵文字のみの投稿では、3倍の大きさで表示される。
9.絵文字変換:書き込んだ文章のうち、絵文字に変換できる単語を認識し、タップだけで絵文字入りの文章に変えてくれる機能。
10.ステッカー:LINEでいうスタンプ機能の実装。フキダシなしで表示されるようになる。プログラミング不要で、クリエーターがApp Storeを通じてステッカーセットを販売することができる。

 

写真の上に手書き文字を載せて送ることができる

1つのバージョンアップでここまで機能が増えてしまったのは驚きだ。他社のメッセージアプリで象徴的だったスタンプ機能を実装しただけでなく、手書き機能や写真への装飾、メッセージをより生き生きと見せることができるアニメーション機能などを取り込み、表現力を高めている。

これまで、その多くを文字で語らなければならなかったメッセージアプリが、より雄弁に、雰囲気や気分などを直接的に伝えることができるようになる点は、アップルのiMessageの活用がより広がる可能性を示している。

開発者にとっても可能性が広がる

アップルはメッセージの表現力を高め、ライバルとなるSnapchatやフェイスブックメッセンジャーに追いつき、部分的にはより洗練した表現と機能を取り込むことに成功した。

しかし、目を向けるべきは、メッセージアプリそのものを、開発者の手によってさらに発展させることができる「プラットホーム化」を果たしたことだ。

これはフェイスブックの取り組みとは異なる。

次ページフェイスブックの取り組みとは何が違うのか?
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