企業のアプリは不要?Facebookの強烈戦略 「メッセンジャー」が、すべての窓口になる
フェイスブックのメッセージングアプリとして知られる「メッセンジャー」。友達とチャットや電話をするツールとして使用している読者は多いのではないだろうか。フェイスブックは、このメッセンジャーをことのほか重視しているようだ。
メッセンジャー、360度ビデオ、ライブビデオ
そのことが明らかにされたのは4月12日と13日に開かれた開発者向け年次イベント「F8」だ。サンフランシスコ・フォートメイソンセンターで行われたこのイベントで、フェイスブックは「メッセンジャー」「360度ビデオ」「ライブビデオ」を披露した。
特にメッセンジャーは、ビジネス向けの重要ツールとして位置付けていた点が印象的だった。ユーザーと企業との会話を自動化する「Bots for Messenger」からは、メッセンジャーが新たな販売経路となる未来が見えた。
その詳細を見る前に、イベントの冒頭スピーチを紹介しておこう。マーク・ザッカーバーグCEOは集まった開発者を前に「フェイスブックが描く10年のロードマップ」を披露し、世界最大のコミュニティで、今後の何が起きるのかを紹介した。
フェイスブックは、現在の取り組みを次のように整理した。
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