デジタルメディアは完全に「呉越同舟」だった

GoogleとFacebookへの「対抗戦線」の行方

業界が共通の脅威に直面し、ライバル同士の提携が簡単に実現できるようになっている(イラスト: maxkabakov / PIXTA)
この記事はデジタルマーケティング戦略に特化したメディア「DIGIDAY[日本版]」(運営:インフォバーン)の提供記事です

Webパブリッシャーにとって、いまは厳しい時代だ。 成長することも広告収入を手にすることも、ますます難しくなっているため、多くのパブリッシャーは、数を頼りにセーフティネット(そして利益)を手に入れようとしている。業界が共通の脅威に直面していることから、ライバル同士の提携が簡単に実現できるようになっているのだ。

こうした提携はさまざまな形を取って表れた。たとえば、トラフィックを拡大するために、ハフィントン・ポスト(The Huffington Post)やメンタル・フロス(Mental Floss)などは、他社サイトとトラフィックを共有するパートナーシップを結んだ。同様に、オジー(OZY)やニューヨーク・タイムズ(The New York Times)などのパブリッシャーも、共同ブランドのEメールニュースレターを発行している。

現在の競争は広範囲に及んでいる

もっと深い提携関係を結んだ例もある。ハースト・マガジンズ(Hearst Magazines)とコンデナスト(Condé Nast)は2016年2月4日(米国時間)、事務管理業務や印刷業務を統合して経費を削減するための企業パブワークス(PubWorx)を共同で設立した。独立企業として運営されるパブワークスは、ほかの雑誌出版社にもサービスを販売し、ハースト・マガジンズとコンデナストの両社に新しい収入源をもたらしてくれるはずだ。

ハースト・マガジンズでプレジデントを務めるデビッド・キャリー氏は、次のように語る。

「A社がB社と競合するといった話は多く聞かれるが、現在の競争ははるかに広範囲に及んでおり、従来のパブリッシャーの枠を超えていることに我々はみな気づいている。我々の誰もが、世界全体を相手にデジタルの売上を競い合っているのだ」

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