選んだ後も、政治家を監督するのは有権者
今から30年前に米国の影響力が衰えつつあったとき、大胆な規制緩和と行革で強いアメリカを復活させたレーガン大統領は国民に向けてこう語りかけた。
「政府は車でありドライバーは国民である。どの方向に、どんなルートで、どんなスピードで行くべきかは国民が政府に命令するのであり、決して逆ではない。少数のエリートが、国民の望む政治より優れた政治をするという考えに同意しない。私は大統領になったのではなく、大統領という機関の信託を一時的に受けただけであり、その力は私にではなく私たちの憲法の最も偉大な最初の一言、すなわち”We the people(われわれ人民)”に属する」
日本の次期政権は国民が求めている政策の道を、適切なスピードとルートで走ってくれるだろうか。政府を監督するのは自分たちなのだという強力な自覚なしに、美しい国にも新しい国にもたどり着けないのだ。
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